もう雪はまったくない。今年は温かい冬だったという。
夕暮れの東根温泉街を歩く。旅人としてちゃんと歩いたことはない。こんな立派なお宅があったんだな。
そのお宅のお隣では、聞き知った名の旅館に火の気が無かった。Googleマップによればお休み中とのことだ。
温泉街といえば土産物屋さん。「おしどりミルクケーキ」の看板が懐かしい。
20年以上前の一時期、この街には仕事で縁があった。あの旅館が閉館してしまったのはその頃だったか。
当時お向かいは営業していたが・・・閉めてしまったようだ。
こちらの旅館もGoogleマップによればお休みされているようだ。
何度かラーメンを食べにきた山下食堂さんは健在。美味しかったんだよなぁここのラーメン。
あづまやさんはお元気だ。
あづまやさんの傍らに源泉が。後で知ったが東根温泉には源泉が6か所あるそうだ。
あの旅館も野に還ろうとしているのか。
大二館さんはうなぎ料理が売りの旅館。
近くにあった消防小屋の半鐘(があったであろう)塔。
そういえばこの向こうには日帰り温泉があってかなり賑わっている。コロナ禍の打撃に人手不足もあり旅館業は厳しくなっても、日帰り温泉や宴会場として生き残りを図って欲しいなと思ったりする。
風見鶏(鶏不在)の矢印飾りに「水」の文字。さすが!
さて、もと来た道を引き返し、もう一つ源泉に出くわす。
温泉街につきものの飲み屋さん。
そして飲食店。
さくら湯さん。カフェをやっているらしく、ちょうど帰っていく人がいた。
個人的に最もショックだったのは・・・。
花の湯ホテルさん。
職場の忘年会やら送別会やら、何度かお世話になった。
このバスで職場まで迎えに来てもらったこともある。今も当時の従業員さんの何人かの顔が浮かぶ。
故郷を離れて久しく、閉館されていたことを知らなかった。
参考記事
温泉街の入り口まで来た。さくらんぼ東根温泉。
東根グランドホテルさんは、「琥珀の湯 欅の宿」と名前を変えたそうだ。
また源泉に出会った。
以前「たびやかた嵐湯」だった「たびやかた嵐の湯」さん。日帰り湯もやっている。「薬石」を敷き詰めた、岩盤浴ならぬ石つぶて浴もある。実際入ったが、サウナよりも低温ながら体に触れる温かい石が心地良かった。
(2024.04.07)