大阪に来てからの関西あちこちの写真がたくさんあるが、ブログ更新がなかなか進まない。自分のためにも記録しておきたいのだが。
大宮川観光駐車場にありがたく無料で駐車させていただき、そこから少し坂を上っていくと、高台から琵琶湖を見晴らすことができる。
この風景の中に暮らしを置ける方々が羨ましい・・・。
大津市坂本はお地蔵さんの里と聞いていた。(NHKで見た。)見上げると、農地の端に早速お地蔵堂が見えた。
琵琶湖を見下ろす斜面の集落の美しい晩秋の風景。
途中に現れる案内標識に従いさらに細い生活の道を上っていく。目指すは「八講堂千体地蔵尊」。
農地を守る石垣。
農機具も冬眠か。晩秋。
八講堂千体地蔵尊へ到着した。丁寧な案内板もある。
地元の方がお参り中だったので、お邪魔にならぬよう一旦その場を離れた。
毅然としてご主人様を守る小さきわんこであった。健気。
その間、先ほど下の道から見上げた時に見えたお地蔵祠へ行ってみた。
板碑型の単体・双体地蔵尊が集められたお堂だった。この頃はまだ関西に来てそう日が経っておらず、板碑型のお地蔵さんや五輪塔板碑を見るたびに今よりずっと新鮮に感動しており、この時も非常に嬉しかった。
五輪塔も見える。
さて、八講堂千体地蔵尊へのところへ戻ってきた。もちろん無数の石仏の数に感動している。
縁起には、かつてこの辺りに「八講堂」というお堂があったこと、この辺りでは田畑を耕すたびにお地蔵さんが見つかるため自然にここに集められたことなどが書いてあった。ここに来る前に見たNHKの番組でも、比叡山周辺は信長の比叡山焼き討ちの犠牲者を弔う石仏が無数に発掘される土地と紹介されていた。
諸仏を見守るように中央にそびえるのは阿弥陀様だそうだ。
先ほどわんこお母さんがお供えされた灯火。
一体一体が誰かを弔ったいわば「お墓」なわけだが、自分の中で時間を経たお墓は仏となっているので、美しさと愛らしさを覚える存在だと思っている。
お参りのためにか水も引かれていた。
美しい石仏群を拝み、満足し次の目的地を目指す。
次に向かったのは、もう一つの石仏群。
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あのお宅も、冬支度。
(2019.11.30)