大阪の「リトル沖縄」と呼ばれる(らしい。大阪に来て知った)大正区の平尾地区から、木津川を目指し東側の西成区方向へ歩く。
木津川に近づくにつれ工場や倉庫が多くなっていく。
その先に見えてくる、落合下渡船場(平尾側)。
地図を見ると大正区は尻無川と木津川に囲まれたデルタ地帯であることがわかる。かつては姫島と呼ばれた中州の島で、埋め立てが進み現在の姿になってもなお、周辺の区に移動するには何らかの手段で必ず川を渡らねばならないようだ。
大阪市内8ヶ所に今も残る渡船のうち7ヶ所が大正区にあるとのこと。市の運営する渡船は橋と同じく区民の移動に欠かせない交通手段として、無料。
参考記事
川沿いの風景はちょっと無機質。
手書き調の時刻表。
西成区へ渡るため、利用させていただいた。
下船。
船はまた平尾側へ帰っていった。
一緒に乗って来た方々は皆さん地元民らしく、近くに停めていた自転車に乗ってすぐにいなくなってしまった。残暑(酷暑)の日差しを遮るもののない殺風景の中に一人取り残され、焦る。
(2019.09.10)