奈良井宿・妻籠宿を訪ねながら中山道を走ってきたこの日最後の訪問地は、妻籠宿から一山超えて岐阜県に入った馬籠宿。
大通りの県道7号線沿いには無料駐車場がいくつかあった。
馬籠宿の入り口にある上扇屋商店さん。
この日は奈良井宿・妻籠宿と巡って最後に馬籠宿へとやって来たが、馬籠宿は斜面の宿場町であっため非常に異なる印象を受けた。まるで天から駆け降りるかのよう。
家屋が途切れたところから先は「木曽路はすべて山の中である」が実感できた。深い緑と谷。
愛らしいディスプレイ。
下る、下る。
中山道の宿場町はどこも水が豊か。
遠くに臨む重畳の山並み。本当に清々しい宿場町だ。
大黒屋さん、かつての造り酒屋、今は茶房。
その大黒屋さんの隣から裏手にかけての敷地は島崎藤村記念館、馬籠宿本陣跡であり、かの島崎藤村の生家跡でもあるという。馬籠宿出身だとは知らなかった・・・それも代々本陣当主の家柄だったとは。
なおも下る。
この高低差。
振り返り、見上げる。
豊かな水の流れを見守る水神さん。
終点は近い。
斜面を下り切り、馬籠館という物産館の駐車場へ到達。
駐車場からも見晴らせる山々。美しい坂道の宿場町でした。
(2023.08.16)