楯岡商店街は以前歩いているが、ある晴れた春の日に村山駅まで行ったので、楯岡商店街の誇る美しい近代建築「大山呉服店(丸藤)」さんの姿を拝みに向かった。
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横から見ると土蔵造りの看板建築かと思う。

でもその看板建築部分が一部洋風建築で、小さい頃は小さいなりに何か浪漫のようなものを感じていた。(なんだか高貴な人が出てきそうとかそういう。)
当時は丸藤さんという衣料品店だった。

車社会の地方都市、歩いている人はほぼいないのでこんなところで写真を撮っていたら悪目立ちして仕方ない。だからなかなか細部までは撮れなかった。
一階部分の雷紋が印象的。

レリーフも凝っている。かつてはこんな洋風建築のファサードがこの商店街にも並んでいたんだろうか?


立派なお屋敷が露わになっていて驚いた。前回来た時はこのお宅の前には商店の長屋があって花屋さんなどが入っていたのだ。取り壊されてしまった。地元風に言えば「ほごさった(ほごさっでだ)」。

「ほごす(バラバラにする・解体する)」は語源が「反古す」だと思っているけれどどうだろう。共通語では使わなくなった二字熟語が方言に根強く残っているのはよくあること。「もまいする(蒙昧する)」とか「ごしゃぐ(後世を焼く)」などがその例。
北行き方面を望む。左に見えるのはマドンナ通りのアーチ。

隅切りの堂々たる建物、早川食堂さん。

村山駅前。村山駅になって何年も経つけれど、自分の中ではまだまだ楯岡駅という気持ちが拭えない。高校への通学で3年間利用したし、学生時代の帰省で降り立つのもこの駅だった。思い出深い駅だ。

(2023.03.20)