たまの帰省。両親を誘い、妹一家も合流して地元の一軒宿に小さな一泊旅行に出かけた。
お盆だから三部屋も取れるかなと心配だったが無事確保。

湯舟沢温泉旅館。地元民なら誰でも知っており、祖父母世代にとっては気軽に出かける湯治場だった。
駐車場の近くから山に向かって分け入る道。

誰しもが想像するまんまの田舎の夏休みが見える玄関。

部屋は二階。

廊下の片隅にあった洗面台。



こちらは両親の部屋。実家のような安心感。

子供たち二家族は和室と洋室のコネクティングルームだった。

廊下にオルガン。

一階の屋根がトタンなので気づかなかった。二階の屋根は茅葺だった。

さっそくお風呂をいただいた。

夕飯は大好物鯉料理が中心と聞いて楽しみにしていた。こちらは子供の頃から大好きだった鯉の甘煮。冠婚葬祭の仕出し料理に必ず入っている。鯉は小骨、しかもYの字みたいな骨が多くて大変だが、骨にさえ気をつければ甘くて美味しい。山形の鯉はちゃんときれいな水で飼われているからまったく泥臭くない。

こちらは鯉の唐揚げだそうだ。初めていただいた。

地元のお酒だけれど滅多に買うことができない十四代をいただいた。

芋煮もまた郷土料理。牛肉に醤油味の山形県内陸地方版。

鯉の洗いも大好物である。

この後デザートにと大量のスイカもいただいた。
一泊二食つきで、しかもお盆。信じられないようなリーズナブルなお値段で申し訳ない。もっと値上げしても全然問題ない。
翌朝。

お宿の周囲を歩いてみた。8月の暑い盛りとは思えない爽やかさ。


お宿全景。

道から遥か遠くに小さな鳥居が見える。山ノ神さんの神社らしい。



麓が見える。麓というか、ここはそんなに高い山の中ではない。すぐ下の集落ではなく、最上川を挟んだ向こう側の地区が見えるのだ。





朝食のお声掛けをいただいた。

健康的な旅館の朝ごはん。

大変お世話になりました。
この時自分たちファミリーの他にもう一組の宿泊客がいて、同じ大部屋での食事だった。衝立などないのでお顔も見えてしまうしお話も聞こえてしまうのだが、おらが町が排出した数少ない全国区の著名人の方だった。声を掛けるなんて無粋なことはしなかったが、都会で成功しても、都会の方らしい方たちと一緒にこうして地元の隠れ家然としたお宿にいらっしゃるんだなと静かに感動した。

(2023.08.12-13)