アノヒアノト記

スマホと低スペコンデジで、あの日あの時を雑に記録。

お墓参りの図

山形県村山市(2019年8月)

いずれ失われてしまうかもしれない故郷の風習を書き残す。

我が故郷の墓地は通称「墓地山」と呼ばれる自然の小山。山の麓こそちょっとした造成区画に墓石が整然と並んでいるが、山の中は細い山道に沿って転々と並んでいる。

蓮の葉もしくは里芋の葉にお供え物を載せ、ダンゴノキで作った盆箸を添えるが、最近は割り箸が多いし、載せる食材もご家庭によって結構いろいろだ。自分の記憶では赤飯・ナス(生のまま短冊切り)・瓜・ミニトマト・えご(東北一円で見られる、えご草を煮固めた食べ物)がメジャーな気がする。里芋の葉を使うことが多いので、撓んでいてなかなかうまく盛り付けられない。

親戚やご近所でお供えし合う。左側の少し葉っぱが乾きかけているのは、この日早い時間に親戚がお供えしていってくれたものだ。

お花も先に供えて貰っていたので、脇に置かせてもらい新たに花を供える。

(2019.08.13)