名古屋市西区(2026年6月)
名古屋市の北部、名鉄犬山線の小田井駅という駅のそばに、短いながらも古いお屋敷の点在する落ち着いた通りがある。江戸時代に岩倉街道の宿場町として栄え、現在は名古屋市の町並み保存地区に指定されているという。
通りの南側からお邪魔して、さっそく立派な商家に出会う。

お米屋さんだった。軒下にお札立てがいくつも掲げられている。


そして「ビタミンCがたっぷり!タケダの栄養飲料 プラッシー」の看板。検索すると2021年までは存在していたようで、驚いたことに米穀店を販路としていたとのこと。なぜ米穀店なのかはWikipedia先生によれば小売店への販路がない一方でビタミン強化米の販路を持っていたからだそう。

裏側は「味ならやっぱり・・・タケダの総合調味料 いの一番」。朧げにCMを見た覚えがあるようなないような・・・。現在はブランドは他社に譲渡されている模様。

そうそう、うちの地元もお米屋さんは燃料屋さんでもある。

お蔵もある。その向こうにも黒板壁の古いお屋敷が続く。




この二棟のお宅・お店は軒先をとても綺麗に整えていらっしゃる。

窓からテレビの音が聞こえる床屋さんの軒下に神棚が見えた。

近づくのは躊躇われ遠目に。さながら屋根神様のよう。中部地方だしやっぱり火伏の秋葉様だろうか。


中小田井の駅まで行くと、やはりこちらが入り口のようだ。案内板がある。

明治三十八年銘の標石があった。左 岩倉 淺井。

右は善光寺と、小・・・読めず。

さて、また岩倉街道を戻る。

黒漆喰。

こちらはカフェが入っていた。



さっきは通り過ぎてしまった路地には、なんと土俵があった。後で行くお寺が、伊勢ノ海部屋の名古屋場所での宿舎になっているのだそう。


路地の奥にも古民家。

さて、この通りの南端近くには善光寺別院願王寺というお寺がある。先述の伊勢ノ海部屋さんゆかりのお寺。

善光寺はあの長野県の善光寺なのだが、えっ、ガルーダ?えっ、トルハルバン?


そしてお寺だけれどしっかり境内社。辨才天さんとお稲荷さん。


秋葉さんと東照宮さん。

山門には仁王像と大わらじ。


よく整えられた境内。砂利の音が響く。



そして本堂にびっくり。物凄く前衛的な覆堂!

お寺の掲示板に「ナゴヤニシブンカタビ」のポスター。

(2026.06.06)