秋田県湯沢市(2026年8月)
永らく生きてきて今更だが、私は隣県出身だというのに稲庭うどんの「稲庭」が湯沢市の地名だと知らなかった。
帰省中、せっかくなので両親も誘い稲庭うどんでも一丁食べに行くかと思い立つ。稲庭うどんのお店は最も有名な佐藤養助商店の支店がいくつかあるし他にもお店があるが、せっかくなので佐藤養助総本店に行ってみようということになった。そこで初めてその場所が湯沢市の稲庭町だったと気付いたのだった。地名だったのね。
稲庭町は国道13号と少し離れて並走し湯沢から栗駒の方へ抜ける国道398号線沿いにあった。13号で北上し途中ちょっとしたのどかな道を横断して向かう。
稲庭の東北の一般的な山間の農村集落といった雰囲気だったが、この総本店を中心に何店舗かある佐藤養助商店の周辺だけがかなりテンション高く混雑していた。店舗の駐車場はいっぱいだった。少し離れたところにも駐車場があり、誘導員さんがついていてくれて良かった。
店舗前にも順番を待つ人が所在なさげに立っているため写真はこのように不自然アングル。

待合室になっているところは広く売店が賑わっているうえに、酒蔵さんと和菓子屋さんの出張販売ブースも設置されそちらも賑わっていた。我が家も待ち時間の間にお酒や郷土菓子の「がんじき」を買った。地場のお店同士の協働が素敵すぎる。
ところがお店のオペレーションが大変整っているので大混雑にもかかわらず待ち時間はさほどではなかった。


帰りは私が運転するので、夫には秋田の地酒を味わってもらう。

私はオーソドックスに醤油とごま味噌の二味せいろをいただいた。稲庭うどんは乾麺だけど、このお店でいただくのも乾麺なんだろうか?乾麺とは思えないコシともちもちさ。

夫は岩のりうどん。

父はシンプルに山かけうどん、母は温玉肉味噌つけうどんと攻めていた(肉味噌はちょっとしょっぱかったらしい)。温うどんの汁を味見させてもらったが、東北の食べ物とは思えないあっさりした出汁味でびっくりした。
さらに衝撃だったのがグリーンカレーつけうどんとレッドカレーつけうどん(及びその両方のタイカレー二味セット)があったこと。非常に惹かれたが、一見さんは基本を行くというマイルールを守り試さなかった。伝統のあるお店だけれどチャレンジ精神もありとても愉快。
(2026.05.04)