三重県津市(2024年9月)
大きな旅館が2軒並ぶ間の小さな橋で榊原川を渡る。


川を渡った先に石仏が集められた一角があった。卵塔らしきものも何基か見える。



道なりに進むと温泉街から離れてしまった。


温泉街の一本隣の道は民家の点在する普通の集落だった。

籾殻焼きの煙突はいいな。秋。





小さな石祠の祀られたちょっと立派な祠。


民家の先に大きな旅館が見えてきた。

が、それは廃旅館であった・・・。

日本が元気だった頃、日本のあちこちにこんな大きな旅館が造られ、そして廃墟となった。(東日本のあの温泉やあの温泉を思い浮かべる。)



あちらは大丈夫、現役の大きな旅館。
榊原温泉は大変歴史が古く、枕草子に登場する三名湯のひとつ「ななくりの湯」がここである説が有力だそうだ。また江戸時代には伊勢神宮詣での参拝客が体を清める湯治場として賑わったとの由。


川からすぐ崖が切り立っている。この山は標高162mの「貝石山」。約2,000万年前海の堆積物の層の露頭・・・橋の近くに説明版があった。

道なりに歩いていくと、また森に還ろうとしている旅館があった。

国民宿舎の文字。



くねくね流れる榊原川のもう一つの橋から見える旅館はすべて廃墟だった。川に面したこんなに素敵な立地なのに、残念なことだ・・・。(また東日本のあの温泉やあの温泉を思い浮かべる。)

空き地。どこかのお宿の駐車場だったようだ。


一軒料理屋さんだが、地図を見るとお宿でもあるそう。

往時は温泉客が行き交ったであろうメインストリート。今もゴルフ場帰りなのか車の通りは多いが・・・。


温泉復興功労者の顕彰の碑だった。

射山神社。こちらも大変由緒ある、歴史のある神社だそう。927年創建とのこと。


日暮れ時の大変静かな神社の境内にハートの環。縁結びのパワースポットだそうだ。


道を挟んだ向かいに「榊の井」。

神社の隣には大きな旅館があったが、その先はまた少し寂しげな風景が続く。こちらは以前はスーパーだった名残が看板に見えた。

こちらも以前は何かお商売をされていただろうか。

また何か石碑が集まる一角があった。


すっかり錆びてしまった「注意」の看板。

厄除けの観音堂、誓願寺さん。




常夜燈。射山神社のものだろう。

あっ、常夜燈に鳥の巣の気配。

看板が時間色をしている。

高さ33mの純金大観音・・・?車で8分はちと遠い。

こちらの旅館も眠りについていた。


暮れなずむ道を、宿へ戻る。

マンホールにふと気づいた「久居市」の文字。2006年前に存在した市だそうだ。

(2024.09.07)